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vol.11 相馬れいこの”幸せ思考” 子育てこそ「気品と礼儀と美しさ」

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“気品”とは何でしょうか?

“礼儀作法”と”美しさ”は子育てに関係しているのでしょうか?

それらで果たして”幸せ”になれるのでしょうか?

今回はそんなお話をしていけたらと思います。

まず、気品と礼儀をAIで引っ張ると、

「気品(きひん)とは、どことなく感じられる上品で気高い趣や様子を意味します。」

“上品で気高く美しい、子育て”

とは、いったいどんなものでしょうか。

実は、モンテッソーリ教育の中に、
“気品と礼儀作法”という活動があります。それは何を指すかと言うと、例えば以下のようなことです。

・挨拶
・握手
・どうぞとありがとう
・誰かに助けを申し出る
・鼻をかむ
・くしゃみをする
・絨毯の周りを歩く
・椅子をテーブルの中に入れる
・ドアの開け閉めのやり方

どうでしょうか。これらは3歳〜6歳の幼児が学ぶ気品と礼儀作法です。

また、これらを伝える先生は気品と礼儀作法が身についていなければ、子ども達の見本となることができない。とも言えますし、親や大人達は皆、これらの生活の基本的な動作である気品と礼儀作法は身についていてほしいと思いませんか?

マナーとも呼ばれる礼儀とは、人と人が関わり合う社会では必要不可欠なことですよね。

そしてやはり、子ども達は大人たちを見て育ちます。すべての大人の役割としても、子ども達の見本となれるように、マナーと礼儀は持ち合わせたいものです。そして、マナーを守って生活する礼儀作法を大切に過ごす人には気品が備わる。そして、気品がある人は美しい。そしてそして、そんな素敵で美しい人がお母さんや先生だったら、子どもはとっても気品ある子に育つでしょうし、マナーや礼儀作法が身につくと思います。

この美しさの連鎖は、是非子育てや教育に活かすべきことだと思います。

日々忙しさに振り回されてドタバタとしてしまいがちですが、(私もまったくもってその一人)
ふと、ショーウィンドウや鏡に映る自分の姿を見たときに、立ち姿、歩き方、立居振る舞い、表情など、気品と礼儀作法がどこかへ羽が生えて飛んでいってしまっていないか、チェックすることを心がけています。いつもいつも自分の姿にガックリきつつも、子どもたちやパパから見る自分が、美しくいなくちゃ!と気を引き締めています。

美しさは子育ての中で、最も連鎖する姿かもしれません。子どもから、ママってキレイな話し方するね、とか、ママ今日もキレイだね、とパパから言われたりするだけで、美容クリニックに行くよりも何十倍も若返りの効果があると思うのです。

丁寧に地域の方にご挨拶することや、カフェで席を立つ時にそっと音を立てずに椅子を片付けたり、クシャミをする時にすっとカバンからレースの素敵なハンカチを取り出したり、そんな立居振る舞いや仕草を心がけて生活するだけで、まるで自分がオードリーヘップバーンになったような気高い気持ちになることができます。そして、そんな自分に幸せを感じるんです。

完璧でなくていい。ただ、出来ることを少しずつ、の積み重ねで気品は備わると思っています。

そして、そんな自分を想像するだけでhappyで、幸せ思考が役立つのです。

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