vol.9 相馬れいこの”幸せ思考”赤ちゃん育児

私は最近、0〜3歳のAMI国際モンテッソーリ教師資格を取得しました。
この学びを是非ここでも”幸せ思考”で皆さんにシェアしていきたいと思います。
今日は赤ちゃん育児をテーマに、誕生から約1年間の0歳児の育児について話したいと思います。
そう、実際に私は4回経験させていただきましたが、この0歳児の育児より幸せなものはこの世に存在しないと本気で思っています!
日々の成長、発達が感動と驚きの連続と、赤ちゃんから出るホルモンによって母親も幸せホルモンがどんどん分泌されることにより、最強な幸福感を味わうことができる一年間と言ってもいいのではないでしょうか。これは父親には感じられない、妊娠中の母子の一体感からも、赤ちゃんも母親も、この一年間で少しずつ分離して、成長するその神秘的な発達と繋がりがとにかく愛しいのです。
がしかし…
授乳による寝不足、エネルギー不足、肩こり、夜泣き、赤ちゃんのご機嫌の喜怒哀楽へのお付き合いに体力消耗、思考停止、健康の心配、不安、、と大変なこともそれ以上についてきます。
特に第一子の子育ては全てが白紙。
祖母やママ友や育児書から事例を引っ張ってきて試しては失敗して、行き詰まり、1人泣いてしまうことだって、母親ならあるものです。
そんな時、気持ちは支えたいつもりな夫も、一心同体ではない赤ちゃんのことを理解することはとても難しく、また妻の情緒不安定な気持ちもまた、理解が難しいのです。
そんな時に私は脳科学に出会い、発達学を学び、モンテッソーリ教育を学びました。それはそれは、本当に母親にとって有難いことばかりで、発達のメカニズムを知ることで、不安が減り、自信が持てるようになり、赤ちゃんに失礼のないような関わりができるようになり、良い母子関係と愛着関係が取れるようになることで、自分自身で分泌するホルモンによって、情緒も安定してきます。
そうなると、赤ちゃんの細かな発達がまた、愛しくて愛しくてたまらなくなるのです。
発達とは?
それは、赤ちゃんが育つプロセスのことです。
人間の進化論のように、赤ちゃんも必ず進化するということ。
①受精卵(卵)から子宮内で成長し(魚類)、
②誕生してズリバイをしだし(爬虫類)、
③四つ足歩行でハイハイし(哺乳類・四肢動物)
④お座りして手が自由になる(霊長類)
⑤そして二足歩行に(人類)
よく、ハイハイをしてから歩くようになる方がいい、発達の飛び抜かしはよくない。
と言うことは耳にすると思います。
理由はこれだったんですね。発達にも法則があり、進化していく過程だということです。
もちろん、飛び抜かして成長する赤ちゃんもいます。だから悪い、ではなく、その子一人一人違うことを受け入れて成長を見守ることが最も重要なのです。
赤ちゃんの一年間は、まず最初の2ヶ月の母子の愛着関係と、その信頼関係をもとに大きく粗大運動を使って、一年をかけて、手が自由に使えるようになること、二足歩行ができるようになること、言葉がクーイングから発語しだすことなどが大きな発達の柱だと思います。
これらは全ての感覚器官が少しずつ身体の末端に向けて成長していくことで、自由自在に操ることが出来るようになるのですが、注意ポイントとしては、目や耳や鼻や四肢含めて、それぞれの器官が正常に機能しているかどうかは、成長過程で見ていく必要があります。
追視しない、目が合わない、呼びかけても振り向かない、言葉が出にくいなど、もしかしたら医療的処置が必要なこともあります。多くあるのは中耳炎。言葉が出ない理由に中耳炎てことなんかも隠れていたりするので、うちの子ダメだ…なんて思わず、各器官をしっかり検査していくことも合わせてしてほしいこと。
また、私的”幸せ思考”で言うならば、子どもにダメな子なんて世界中探しても居ないことを母親は肝に銘じてほしいのです。子どもにとっての最強に悪影響なのは、比較、完璧主義の押し付け、強制、否定です。もちろん虐待は論外なのであえて言いませんが、頭をバシバシ叩く、とにかくダメと言う、子どもの行動の結果を認めないシーンは本当によくみかけますが、これも全て否定です。
これらは1人の人として存在していることを否定することにもなり、自尊心は育ちませんよね。そうすると何事にも無気力、チャレンジしない、言われたら渋々やる…と、理想とかけ離れたお子さんの将来が見えてしまいます。
これらの大きな元になるのは、間違いなく赤ちゃんの一年間。特に生後二ヶ月間の、モンテッソーリ教育では共生期間と言われていて、精神的な二本の足の片方がここで育たないと、生涯もう片方の精神的な足がうまく育たないことで、心がうまく成長することが難しいと言われている通り、母子の愛着関係と信頼関係は、人間の成長にとって、とても重要なのです。これは産みの母でなくても、この期間に信頼関係を築ける大人がいれば、人間はうまく発達していくことが出来る準備が整うといったところでしょうか。
そう考えると、今悩んでいるお母さん、安心できたのでは??今目の前にいる赤ちゃんの発達が早いとか遅いとか、他のこと違うとか、色々悩むと思いますが、目の前で笑っている赤ちゃんは、お母さんと信頼関係で結ばれており、とても幸せだよ!と言ってくれていると思いませんか?
かけがえのない一年間を、自信を持って、あなたしか居ない信頼関係を赤ちゃんと築いてくださいね!
そして、ハグするとき、笑い合う時、授乳してすやすや眠る顔を見る時、あなたの脳内は幸せホルモンで溢れています。赤ちゃんのおかげで、幸せでいられていること、毎日感謝の気持ちを言葉にして送ってあげてくださいね!
“幸せ思考”で、赤ちゃんを信頼して成長と自立を見守ってあげてください♡